瀬戸内オリーブ基金






野﨑幸三さん/山亀祐子さん  



菓子工房ルーヴ お菓子と笑顔を通じて、瀬戸内に美しい自然を

和三盆の産地として知られる香川県。甘い物好きな人々の中では、「お菓子の国」とも呼ばれていることをご存知でしょうか。おいしい逸品を求めて、県外から訪れる人も多いといいます。瀬戸内オリーブ基金を支援いただいているルーヴも、多くのファンを持つ菓子工房のひとつです。当基金を約4年前より継続的にご支援いただき、ありがとうございます。ルーヴ空港通り店を訪れ、専務取締役 野﨑幸三さんと、企画室 山亀祐子さんにお話を伺いました。

瀬戸内の企業として、取り組むべきことを考えて

焼き菓子、チョコレート、ケーキなど、様々なお菓子が並ぶルーヴ空港通り店。その店頭に、瀬戸内オリーブ基金の募金箱を設置いただいています。ルーヴの野﨑さんが、最初に基金について知ったのも、ユニクロ店舗に設置されている瀬戸内オリーブ基金の募金箱だったと言います。「既に基金の協賛会員だったユニクロさんの店舗で、募金箱とリーフレットを偶然見つけたんです。瀬戸内に住む者として無関心ではいられないと思い調べてみたところ、単に島々の自然保護、植樹ということではなく、もっと広範囲に活動しているという点に共感し、支援を決めました」。
現在、ルーヴ全店への募金箱設置に加えて、寄付、従業員ボランティア、の3本柱で基金を支援いただいています。





銘菓「讃の岐三」を通じて基金を支援

"香川県を代表するお菓子をつくりたい"との思いから生まれたという「讃の岐三」。地元産の和三盆をたっぷり使用し、香川のお土産としても人気が高い商品で、「ちょこつつみ」味の売上の一部を、瀬戸内オリーブ基金の寄付に充てていただいています。「2009年に『讃の岐三』が生まれ、かがわ県産品コンクールで最優秀賞をいただきました。受賞後、もっと香川に貢献できるお菓子にしたいと考えていたところ、瀬戸内オリーブ基金との出会いがあり、売上の一部を基金に寄付することになりました」(山亀さん)。
お菓子の包装紙や、紙袋の底にまで瀬戸内オリーブ基金のロゴや想いをプリント。興味を持ったお客様から質問を受け、店舗スタッフの方がルーヴや基金の活動についてご案内することもあるそうです。


従業員ボランティアによるコスモスの栽培

経済面での支援に加えて、ボランティア活動の形でも、基金をサポートしていただいています。具体的には、年3回、ルーヴの従業員が香川県の豊島を訪れコスモスを育てる活動を行っています。「もともと田んぼだったところを耕して水路をつくり、水はけを良くするところから着手。農業経験のないスタッフがほとんどの中、大変な作業もありますが、家族で参加するスタッフもいて、良い経験になっていると思います」(野﨑さん)。
豊島では高齢化が進み、手入れが行き届かず草が生い茂っている場所、耕作放棄地も多い状態です。それでも家浦の秋祭りで太鼓台が通る道だけは、毎年草刈をし、きれいに整備するのですが、ルーヴのコスモス畑があるのは、まさに太鼓台が通る道沿いのエリア。美しく咲き誇るコスモスが、家浦の秋祭りを、島の人々の心を、よりいっそう盛り上げてくれます。「活動2年目からは、コスモスの開花時期に合わせて『コスモス祭り』を開催しています。近隣の方や保育園児を招待して、一緒にコスモスを摘んだり、お昼ご飯を食べるなど、地元の方との交流を深めています」(山亀さん)。
また、従業員ボランティアが豊島に行った際には、有害産業廃棄物の不法投棄事件(豊島事件)の現場も必ず訪れています。「たとえ事件の概要を知っていても、実際に現地に立ってみないと、その規模の大きさ、深刻さは分からない。お客様にルーヴや基金の活動、募金の行方を説明する上でも、従業員が自分の目で見て肌で感じる経験は、非常に大切だと考えています」(野﨑さん)。


広がる活動の輪

瀬戸内オリーブ基金を支援いただいて約4年。野﨑さんは、お店に来るお客様をはじめ社外の方にも少しずつルーヴの活動が浸透し、注目が高まりつつあるのを感じることがあると言います。「入社面接時に入社動機のひとつとして瀬戸内オリーブ基金への支援活動を挙げる学生もいます。」。
また最近では、取引先企業にも活動を呼びかけ、一緒に豊島に行く活動もされています。「『一緒に参加しませんか』と声をかけてみたら、興味を持ってくれる人がたくさんいました。CSR活動に取り組みたいけれど、何をやったら良いのか分からない、という企業が多いみたいですね」(野﨑さん)。
様々に活動を広げていただいているルーヴ。取材の最後に、今後の活動について伺ってみました。「自社だけでは難しいかもしれませんが、他社とも協力して『コスモスと言えば豊島のこの地区』と言われるくらい、コスモス畑を広げていけたらと思います」(野﨑さん)。