瀬戸内オリーブ基金





大きな木プロジェクト 香川県三豊市財田町 記念写真はいつも「タブノキ」の前で

樹齢700年と言われる、香川県のJR讃岐財田駅前のタブノキ。
地元のシンボルとして親しまれているこの木を守り後世につなぐ
活動を支援しています。

樹種:タブノキ
樹齢:約700年
所在地:香川県三豊市財田町財田上7282-2 JR財田駅前




「写真の木」として地元の人々に愛されてきたタブノキ

JR讃岐財田駅前のタブノキは、「写真の木」として地元の人たちに愛されてきました。戦争中は出征のために、戦後は進学や就職などのために、地元を離れる人々が、この木の前で記念写真を撮影したからです。
樹高9m、幹周4.6m。この地域の人々の想いが、この木と共にありました。香川県の保存木にも指定されていて、保存木を紹介した冊子の表紙に掲載されるほど、多くの人に親しまれています。


伐採の危機を乗り越えて

写真の木として、長く愛されてきたタブノキでしたが、2011年7月、大枝の一本が落下。木がもろくなっていて、自分の重みに耐えられなくなったのです。枝の下に人がいたら、大変なことになっていました。そのため、安全の観点から、切り倒そうという声もありました。
しかし、「何とかしてこの木を守りたい」と地元の人々が立ちあがり、後世につなぐ活動を開始。瀬戸内オリーブ基金も、運営委員会で話し合い、直轄事業「大きな木プロジェクト」のひとつとして、地元の人々に協力することを決定しました。

専門家の協力を得てタブノキを調べてみると、この木を守るためには、風圧の影響を少なくすることが効果的であることがわかりました。枯れている枝や数年以内には枯れそうな枝を取り除き、枝葉の量を減らし、風通りを良く、かつ全体の重量を軽くする必要がありました。


地元、JR四国、瀬戸内オリーブ基金が一体となって

タブノキを守るにあたり、タブノキの所有者であるJR四国の協力は欠かせません。三豊市役所の仲介で地元の人々とJR四国が交渉を重ね、JR四国も共に活動に参加することを前向きに検討していただき、当面の費用は瀬戸内オリーブ基金が支援することになりました。


タブノキを次世代につなぐ

第1回目の作業を2012年9月2日に実施。地元住民からなる「タブの木会」の人々、JR四国のみなさん、香川県庁や三豊市役所のみなさんなど、約30名が作業に参加しました。
枝葉を取り除いた後、大枝に木製の支柱を取り付けるなど、今後も様々な作業が必要となります。支柱の材料は、市役所の方が不要になった電柱を調達してくれました。みなさんが様々な面で工夫を凝らして、タブノキを守ろうとしています。瀬戸内オリーブ基金はこの活動を、地元の方々と協力しながらこれからも支援していきます。


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