瀬戸内オリーブ基金



大きな木プロジェクト

人間の寿命をはるかに超えて生きる巨木。そこに住む人々や暮らし、文化、歴史を長く見守ってきた巨木は、祭事の中心であったり、さまざまな伝説・民話の舞台であったり、村落のシンボルであったり、地域にとって掛け替えのない存在です。人々は、そんな大きな木に畏敬の念を抱き、手入れをしながらともに暮らしてきました。しかし、過疎化や高齢化が進む近年、定期的な手入れが行き届かず、このままでは枯れてしまう巨木があります。瀬戸内オリーブ基金では、2010年春より、「巨木など地域のシンボルとその周囲に住む人たちの行いと思いを継承し、後世に引き継ぐ」ことを目指し「大きな木プロジェクト」を、基金直轄事業として展開しています。







プロジェクト発足の経緯


大きな木プロジェクト発足のきっかけは、瀬戸内オリーブ基金の発起人・安藤忠雄氏と、協賛会員である株式会社ユニクロ代表取締役会長兼社長 柳井正氏の対談でした。対談の中で生まれた「大きな木を植える」というアイディアをもとに、広く社会に貢献できる事業について検討を重ねた結果「大きな木プロジェクト」が誕生しました。


インタビュー、安藤忠雄氏
瀬戸内オリーブ基金発足から10年。活動を続ける中で、多くの事に気付かされました。本当に大切なのは、木を植える行為そのものではなく、活動をとおして、豊かな緑や自然、そして地域コミュティの尊さを、人々に改めて思い出してもらうこと。1本の苗木から、人々の集まる大きな木へと、地域の方々と一緒に育てていく。あるいは既に人々の心の拠り所となっている大木を守り、次の世代に伝えていく。この大きな木プロジェクトが、瀬戸内の地域活性に向けての新たな推進力になればと考えています。(2010年5月発行「緑のふるさと」VOL.2より抜粋)
瀬戸内オリーブ基金発起人 建築家 安藤忠雄氏


四者一体で巨木を守る


大きな木プロジェクトでは、瀬戸内オリーブ基金、地元の人々、ボランティア、専門家の4者が一体となって、地域のシンボルである巨木を守ります。巨木ごとにプロジェクトを立ち上げ、地元の事情や要望も踏まえながら、4者それぞれがどのような支援をするか、役割を担うかを話し合います。広く住民が参加できる交流イベントも開催し、地域コミュニティの関心を高め、巨木を中心とした地域活性化を図ります。


瀬戸内オリーブ基金の協力内容


当基金は、経済協力・人材協力・技術協力・物的協力の4つの柱で、巨木を中心とした自然環境、地域コミュニティを守りたいと考えています。

大きな木プロジェクトの協力内容